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下肢閉塞性動脈硬化症

下肢閉塞性動脈硬化症とは

動脈硬化の進行により血管の狭窄(細くなる)や閉塞(詰まる)が起こります。動脈硬化は全身の動脈に起こり、脳の動脈では一過性脳虚血発作・脳梗塞、心臓の血管(冠動脈)では狭心症・心筋梗塞の原因となります。足の動脈が狭窄・閉塞し血流が低下した状態を下肢閉塞性動脈硬化症といいます。

喫煙・高血圧・脂質異常などが原因となります。

症状

初期段階では安静にしている時には症状はなく、歩行などの運動をした時に足先の冷感、痛みなどが症状として現れます。症状が現れます。歩行により下肢の痛みが出現し休息すれば症状が消失するといった特徴があります(間歇性跛行)。より進行すると、安静時にも痛みが出るようになり、重症になると壊死や潰瘍となり切断が必要となることもあります。

検査

ABI(ankle-brachial[pressure]index)を測定します。

ABIは、足関節の収縮期血圧/上腕の収縮期血圧です。0.90以下では主幹動脈の狭窄や閉塞が、1.40より高値では動脈の高度石灰化の存在が疑われます。

狭窄が疑われる場合は、超音波検査やCT、カテーテル検査などの検査が必要となることがあります。

治療

禁煙が重要です。血糖・血圧・コレステロールの管理、薬物療法を行います。また、歩行などの運動による血流改善効果も期待できます。

血管内治療や外科治療が必要な場合もあり、その場合は近隣の医療機関へ紹介いたします。

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