糖尿病とは、血糖値（血液中のブドウ糖濃度）が病的に高い状態となる病気です。

糖尿病は深刻な合併症（心筋梗塞・脳梗塞などの動脈硬化症、神経障害、網膜症、腎症など）を引き起こすことがあます。これらの合併症は、最悪の場合、重度の障害が生じたり死に至る危険な病気であり早めの治療・対策が必要です。

動脈硬化が進行すれば、心筋梗塞・脳梗塞などの発症リスクが高まります。心筋梗塞・脳梗塞では心機能低下や麻痺など障害が残ったり、場合によっては死亡に至る危険もあります。

腎症では腎機能低下が進行すれば腎不全となり腎代替療法（透析・腎移植）が必要となったり、網膜症では失明することもあります。

糖尿病には「インスリン依存型(I型)糖尿病」と「インスリン非依存型(II型)糖尿病」の2つのタイプがあります。
「インスリン依存型(I型)糖尿病」は、ウイルス感染や自己免疫により膵臓が破壊されておきる糖尿病です。全体の5%の方が、こちらのタイプの糖尿病です。
「インスリン非依存型(II型)糖尿病」は、遺伝要因にくわえて、食べ過ぎ、運動不足、ストレスが加わって発症する糖尿病です。95%の糖尿病がこのタイプです。

当院の治療について

当院では、運動療法、食事療法、内服薬やインスリンの注射による薬物療法を行っています。

合併症に対しても、定期的な検査により早期発見に努め、また必要な場合は近隣医療機関との連携・紹介を行います。